少し気合を入れて峠を走ったりしていると、シフトアップしたつもりでシフトアップされていない時がある。シフトペダルのストロークがとても長く、ヨッコラショという感じの操作感なのだ。SUZUKI純正 アーム,ギヤシフトリンク - Ponji's GSR や グラディエーターの休日: ギヤシフトリンクアーム交換 に解決策があった。隼(GSX1300R)のシフトリンクアーム[25520-24F10]に交換するというものだ。パーツリスト検索をしてみると、同パーツ番号は隼の'00-'07で使われている。これは、初期型('99)のシフトの入りが悪いという不評により、軸間距離を初期型の30mm[25520-24F00]から25mmに短縮した対策部品だ。対策前と同じ部品番号は、GSX-R750('00-03)、GSX-R1000('01-02) のパーツリストにも載っている。実は、30mmのほうに目をつけて、バイク屋で24F00を注文してみたのだが、来たのは結局代替部品のほうだった。しかも、何が変わったのか品番がさらに+1増えていた。
高い...。前述のサイトに見る2010年の記述で税込2570円、2016年で3348円と徐々に価格上昇しているが、さらに格段に。いっぱしの社外パーツ並みだ。 SV650の純正シフトリンクアーム[25520-22A10]の軸間距離は35mmなので、7:5の短縮率となる。その他の寸法は、シフトシャフト差込口基部の厚みは12mmで同一、リンクロッドのオフセット量もほぼ同じだった。ただし、アームの素材がノーマルはスチールなのに対してGSX-Rはアルミ製で、肉盛りの違いから固定ボルトの長さが異なるため、ボルトも一緒に替えなくてはならない(ノーマル:20mm、GSX-R:25mm)。ボルトの材質も、ノーマルはステンレス、GSX-Rはスチールと違いがある。 シフトフィールは狙い通りになった。ノーマルと比べるとニュートラルに少し入りにくくなったが、もともとニュートラルに入りすぎるきらいがあったのでちょうどいい。操作力の増加はまったく気にならない。気休め程度ながら何十グラムかの軽量化にもなる。ついでに分かったことだが、もしSV650のリンクアームを単にスチールからアルミに変えたい人がいたら、Ponji's GSRさんのまとめたパーツ一覧 によると、GSR400('07)のリンクアーム[25520-40F00]を取り寄せればいいことになる。 |