NFQUEUE ターゲットの使い方はほぼ QUEUE ターゲットと同じで、その拡張版といったところ。 NFQUEUE ターゲットを使うとパケットを別々のキューに入れることができる。キューは 16ビットの ID で指定/区別する。
このターゲットを動作させるにはカーネルが nfnetlink_queue をサポートしている必要がある。この NFQUEUE ターゲットでどういったことができるかは、 QUEUEターゲット を参照してほしい。
Table 11-12. NFQUEUEターゲットオプション
オプション | --queue-num |
例 | iptables -t nat -A PREROUTING -p tcp --dport 80 -j NFQUEUE --queue-num 30 |
説明 | --queue-num オプションは、キューイングされるデータを送るためのキューを指定する。このオプションを省略した時にはキューID 0 が使用される。キューナンバーは 16ビット unsigned integer なので、0 から 65535 までの値が使用できることになる。0 番キューは QUEUE ターゲットでも使用される。 |
Linux カーネル 2.6.14 以降で機能する。 |