filter テーブルは、主としてパケットのフィルタリングに使用される。お好み次第でパケットを条件選択し、ふるいに掛けることができる。このテーブルこそが、我々がパケットを操作する場所であり、パケットの中身を調べ、その内容に基づいて DROP したり ACCEPT したりといった処置を施す場所だ。もちろん事前処理的なフィルタリングもやらなくはないが、このテーブルはフィルタリングを行うためにこそしつらえられた場所なのだ。ここでは、ほぼすべてのターゲットが使用できる。 filter テーブルについては後でたっぷりとスペースを割くが、とにかく知っておいていただきたいのは、中核的なフィルタリングを施すのは、ここが舞台だということだ。