CLASSIFY ターゲットを使うと、様々な qdisc (Queue Disciplines) に利用できるように、パケットを階級分けすることができる。例えば atm, cbq, dsmark, pfifo_fast, htb, prio といった qdisc に活用できる。 qdisc とトラフィック制御の詳細については Linux Advanced Routing and Traffic Control HOW-TO の WEB ページを訪れてみてほしい。
CLASSIFY ターゲットが有効なのは mangle テーブルの POSTROUTING チェーンの中だけだ。
Table 11-1. CLASSIFYターゲットオプション
オプション | --set-class |
例 | iptables -t mangle -A POSTROUTING -p tcp --dport 80 -j CLASSIFY --set-class 20:10 |
説明 | CLASSIFY ターゲットの採る引数は --set-class 唯ひとつだけだ。このオプションはパケットをどんなクラスに階級付けするかをターゲットに指示する。クラスは MAJOR:MINOR というように : で区切ったふたつの値から成る。繰り返しになるが、これ以上のことを知りたければ Linux Advanced Routing and Traffic Control HOW-TO のサイトに行ってみていただきたい。 |
Linux カーネル 2.5 及び 2.6 で動作する。 |